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◆「レバレッジ」と「証拠金」◆

外貨の売り買いが基本のFX。さらにそれだけでなく、FXでは手元にある金額の何倍もの金額で取引ができます。  
これはなぜでしょうか?  

FXでは「売ったら買う」「買ったら売る」の往復取引が基本だと話しました。ということは、はじめに取引したい額をすべて持っていなくても、その差額さえ持っていれば取引は可能になります。  

たとえば1ドル100円のときに、100万円で1万ドルを買ったとします。  
急に為替レートが変動して1ドル95円になったので、あわてて1万ドルを売ったとしましょう。手元に返ってくるのは95万円ですから、100万ー95万=5万円の損失です。  
このとき、実質的に手元から出ていくのは5万円でしかありません。  
なのでFXでは最初から100万円を持っていなくても、差額の5万円さえ手元にあればこの取引をしてもいいのです。  

このとき、手元=口座に預けているお金のことを「証拠金」と言います。  
「レバレッジ」とは、「証拠金の何倍の資金を動かしたか」という倍率のことを指します。  
上記の場合だと、証拠金を5万円しか持っていないのに100万円を動かしたのですから、レバレッジは20倍となります。  
逆に、得する場合もあります。  
手元に証拠金が5万円しかなくても、1ドル100円のときに1万ドルを買ったとしましょう。日本円にして100万円です。「買ったら売る」の往復取引が前提ですから、この足りない95万円分は、買ったドルを売ったときに返却できれば問題なしです。  
さて、1ドルが110円になってからこれを売れば、110万円。100万円との差額である10万円が、手元に入ってきます。  
結果として、本来なら500ドルしか買えないはずの5万円を証拠金にしてレバレッジをかけることで、100万円を動かし、10万円の利益を得たのです。  

FXでは、証拠金にレバレッジをかけることによって、元手が少なかろうと大きな金額を動かして、大きな利益を得ることができます。  
しかし一方で、失敗した場合の損失額も、何倍も大きくなります。  

レバレッジと証拠金による効果は、あくまでハイリスク・ハイリターンです。  
レバレッジと証拠金の仕組みを知り、リターンだけでなくリスクも増していくことも知っておいてください。リターンだけに目を向けると、必ず手痛いしっぺ返しをこうむることになります。

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