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◆売ってから買う?買ってから売る?◆
為替レートが上がったり下がったりする仕組みは分かってもらえたでしょうか。
円が高くなったり、ドルが安くなったり、常に変動する為替レートの中でFX取引は行われます。
できれば、通貨の価値が安いときに買って、通貨の価値が高いときに売りたいですよね。ときには、まず売りから取引を始めたいときもあるでしょう。
こんなとき、FXなら取引を「売りから始める」ことができます。手元にないものを売る? なんでそんなことできるの?
その仕組みを説明いたします。
たとえば、あなたが日本円しか持っていないとします。
このとき、世界中でドルが売られ、円が買われる動きが加速したとします。ドルの価値が下がってかわりに円の価値があがり、円高ドル安になります。
こういうときは、ドルを買うより前にまず売りたくなるでしょう。
1ドルが100円の時に1万ドルを売る。さらにドル安が進んで1ドルが90円のときに1万ドルを買い戻す。すると、100万円で売ったドルを90万円で買い戻すことになるので、10万円の得になります。
普通なら、こんな取引はできません。まずは元手になるドルがないと、つまり、元手になるドルをはじめに買わないと、取引が成り立ちません。
ところが、それがFXでは可能になるのです。
FXでは、「買ったものは売る」「売ったものは買う」という往復取引が基本になります。なので、その売り買いの差額を負担さえすれば、買ってから売ろうが、売ってから買おうが構わないのです。
たとえば、1ドル100円のときに、持ってもいない1ドルを売った「ことにする」。
そして、1ドル90円になったときにそれを買い戻した「ことにする」。
そうすれば、実際は手元に1ドルがなくても、結果として差額の10円を儲けることができました。いったんは手元にないのに売ってしまったドルですが、結果として自分が買い戻したので、プラマイゼロ。誰にも迷惑はかかりません。
逆に、1ドル100円のときに持ってもいない1ドルを売ったとしましょう。予想に反して
売ったら必ず買い戻す、というルールがあるからこそ、手元にないはずの外貨をまず売る、という取引が可能なのです。
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